財木琢磨さんについて

最初に、私は財木琢磨さん推しではありません。他担の意見なんて見たくもない、という方もいらっしゃると思いますので先にお断りしておきますが、他担なりに今回の件について思うことがあり、ブログを書いています。

私は、2.5の存在は前々から知っていましたし何度か観たこともありましたが、好きな作品が舞台化したら気になって観てみる、くらいの感覚で特別好きな俳優がいるわけではありませんでした。そして約一年前、偶然観る機会があったDVDではじめて「この人が好きだ」と思える俳優に出会いました。お察しの通り、ファン歴がとても短いです。これに関しても地雷の方がいたらすみません。

今回の財木琢磨さんの件は、財木さんを応援している友人から聞きました。一度目のカノバレの話も知っていたので「またか」と思いました。友人はそのとき詳しく話せる状態ではなく、ただ「二度目のカノバレをした」ということしか私には言わなかったので、名前も売れてきた頃だし、誰かに写真でも撮られたのかな、と勝手に思い込みツイッターの検索窓に彼の名前を入力して、愕然としました。

どう頑張っても「仲の良い友人です」という言い訳のできない写真ばかり。誰かに撮られたわけでもなく、紛れもない本人たちが望んで撮った写真。そりゃ詳しく言えないよね、推しが彼女と一緒にお風呂に入ってる写真が流出したなんて口にしたくないよね、と友人に同情しました。

週末に「恋人気分」バスツアーを控えたこのタイミングでの流出は悪意を感じる、とのツイートもいくつかお見かけしましたが、私個人としてはその問題は二の次で、そんな売り方をしてる俳優がこういう写真を平気で撮ってしまうんだな、という一種の軽蔑にも似た感情をまず抱きました。プロ意識の低さ。せいぜい言い訳ができそうなツーショットだけにしておけばいいのに、お風呂で自撮り。一般人でもお風呂で写真を撮るカップルの方が少ないんじゃないでしょうか。統計をとったわけではないので憶測ですが。そしてその写真の管理の杜撰さ。時期的に機種変前の携帯から云々のツイートも見ましたが、要は普段使用しているスマートフォンに写真を入れっぱなしにしていたんだと思います。「恋人気分」を売ってお金をもらっている俳優のすることではないな、と思いました。

詳しく知れば知るほど、財木さんを応援している友人にかける言葉が見つかりませんでした。同時に、もし自分の推しだったらと考えると、怒りではなく、恥ずかしさの方が勝ると思います。

私が最初に推しの演技に触れたのはDVDでした。直接観たわけではないけれど、彼に魅力を感じて、それから過去の出演作はDVDでチェックして、行ける舞台のチケットは取る。アンケートに名前を書いて、ブロマイドやグッズを買う。正直ブロマイドやグッズを集める趣味はないのですが、それが彼の次のお仕事に繋がるならと思って買っています。私よりもっとずっと前から彼のことを応援して支え続けてくれたファンのみなさんに感謝しながら、私もこれからは彼のファンのひとりでありたい、と今までにできることはやってきました。俳優さんを好きになったことがなく、自分でもここまでの熱量を注げることに驚いています。当然、親や友人たちにも大きな声で公言しています。「○○さんという俳優が好きです」と。舞台に全く興味のない親も友人たちも、私の推しの名前だけは覚えています。今回の財木さんの件、ライブドアのニュースにも、ヤフーのトップページにも小さいけれど載っていたそうですね。もしそこに私が普段口にしている推しの名前が書いてあったら、私の周りの人たちは見るだろうな、と思います。そして、今の私と同じ気持ちになるんじゃないかな、とも思います。

私は推しの舞台への真っ直ぐな思いやストイックな役作り、全てが好きです。あんなに真摯に舞台と向き合っている彼がこんな事件を起こすはずがないと信じています。それでも、推しの名前を周りに言うのが怖いと感じてしまいました。周りに「あなたの好きな俳優、大変なことになってるね」なんて言われたくないし、「すごく応援してたのに、かわいそう」とも思われたくない。何より、最悪な「もしも」のことを考えて、推しを好きな気持ちを外に出していたことを一瞬でも後悔してしまった自分が一番嫌になりました。あんなに好きで、みんなに知ってほしかったのに。

私はいわゆるリアコではないので推しには私生活を支えてくれる良い人に出会って結婚してほしい、幸せになってほしい、といつも願っています。誰かを愛する気持ちだって、知らないより知っていた方が演技に深みが出るとだって思っています。本当に、推しに彼女がいるのは良いんです。でも、彼女の存在がファンに知られるのがこんな形なのは良いことだと思いません。彼女がいても、あんな写真を撮って良い理由にはなりません。誰にだってプライベートはあります。でも彼らは芸能人であって、一般人じゃない。言ってしまえば人気商売なわけで、ファンがいなくなったらお仕事はなくなるんです。ファンを裏切るような行為をしないことも、お仕事の一つではないのでしょうか。一般人と同じように生活したいなら、一般人でいてください。

そして、財木琢磨さんにお願いします。せめて、ちゃんと何かしら言ってください。「真剣にお付き合いさせてもらってます」とか。もし別れたあとだったら「彼女とはもうお別れしました」とか。バスツアーではファンの方々と一人ずつ直接お話したそうですが、私の友人はバスツアーに参加できていません。落選したり、日程や金銭的に参加が難しかったり、流出事件の勢いでキャンセルしてしまったり、参加できなかったファンの方々は少なくないはずです。そんな彼ら・彼女たちには何の言葉もないのでしょうか。そんな対応で、他の若手俳優に「カノバレしても直後のイベントで泣いて謝って、そのまま無言を貫いていれば時間が解決してくれる」なんて思わせないでください。

 

最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。支離滅裂な文章になってしまいとても読みにくかったと思いますが、ひとりの他担が今回の件で思ったことでした。